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MM3101　ROSE　ローズ

チューリップとバラの花が華やかに咲き誇り、茂みの中では陽気な2羽の鳥が戯れる、優雅で生き生きとしたデザインです。この柄は1883年、ウィリアム・モリスによって家具用ファブリックとして製作され、彼の親友であるエメリー・ウォーカー卿の居間にも用いられていました。バラの花は、繊細な織りのグラデーションによって、豊かな色彩と立体感が表現されています。

バラの赤の印象が強くて、とても華やかな印象の生地です。花だけでなく、葉やつるが生き生きと伸びていて、つぶらな瞳の鳥もとても可愛いです。どこか少し懐かしい感じのする色合いと図柄です。

MM3102　MM3103　BOWER　バウアー

1877年にウィリアム・モリスのデザインとして登録された柄で、咲き誇る花々と生命力に満ちた葉が織りなす、楽園のような情景を描いています。重なり合う葉の表情には織りの立体感と色彩の奥行きが巧みに表現され、空間に深みをもたらします。ナチュラルな風合いのベースの上に、多彩な色使いと光沢のある花々が際立ち、華やかさと上品さが共存する仕上がりとなっています。

赤、黄色、緑、ブルー、ピンクとカラフルで見ていてもとても楽しくなる図柄です。カラフルですが、小花柄なのでうるさくなく使いやすい生地だと思います。可憐でとっても可愛らしいです。

モリスデザインの生地は椅子生地にも使用できます。

MM3104　MM3105　TRENT　トレント

豊かで生命力あふれる花柄が印象的なデザインで、1888年にモリス商会によってプリントテキスタイルとして誕生しました。ウィリアム・モリスらしい美意識が随所に感じられ、のびやかなリピートと巧みに構成されたパターンが、空間に広がりをもたらします。生地のベースには、意匠糸と織りの工夫を凝らし、ナチュラルで味わい深いテクスチャーに仕上げています。

今回発売された新柄のなかで一番個性的だと感じます。太い線で縁取られた大柄な植物がのびやかに描かれています。色合いも渋くて格好良く、和室にもとても良く似合います。

画像の様にウィローボウのブルーと合わせてコーディネートしてもお洒落ですね。

MM3106　MAY’S　COVERLET

メイズカバーレット

メイ・モリスがエメリー・ウォーカーの妻のために製作した、見事なクルーエル刺繍のベッドカバー。その美しい意匠をもとに、織物として商品化されたデザインです。リネン地に撚りの甘いウール糸で施されたクルーエル刺繍の雰囲気を表現する為、ベースにはナチュラルな風合いを持たせ、緑の縁取りは太めの糸でしっかりと描きだしています。

MM3107　STRAWBERRY　THIEF

イチゴドロボウ

これまでのクラシカルなイメージから一新し、柔らかく優雅な配色を新たに取り入れています。織り組織や表現のこだわりはそのままに、オフホワイトのベースに柄が映えるよう、シルエットが美しく浮かびあがる色調を採用しました。明るく爽やかな印象を保ちつつ、高級感も感じられる仕上がりとなっています。

モリスの象徴的な柄ともいわれる「イチゴ泥棒」

ダークブルー色がおなじみですが、どうしても暗いんですね。それがカッコいいんですが、日本の住宅に合わせるとなるとやっぱり躊躇される方も多かったです。

今回爽やかなカラーで登場したことでリビングにも使いやすくなりました。カラーでだいぶ印象は違いますが、図柄の素晴らしさはそのままで重厚感はさすがです。いちごの赤がアクセントに。

MM3111　BLACK THORN ブラックソーン

オリジナルとは異なり、明るくスッキリとしたエレガントなイメージに仕上げました。全体的にややマットな質感を持ち色調は落ち着いたパステルカラーで統一しています。ベースには意匠糸を用い、葉の一部には風通組織を取り入れることで、織りに豊かな表情を添えています。

ブラックソーンは私個人的にモリスの中で最も好きな柄です。とにかくこの柄の可愛さ、草花の愛らしさがたまりません。お客様にもこの可愛らしさをアピールしますが、どうしても色がネックとなり最終選考まで残れない事が多々あります。お客様も「柄がすっごく可愛いんだけど、地の色が暗いから難しいわね」とおっしゃいます。元々のブラックソーンが推しだった私は新色はちょっと心配でしたが、実物を見て「え、可愛い！」と一瞬で心奪われました。また全然違ったものですが、このカラーもとても良いのです。川島のブラックソーンの素敵ポイントは風通織りであること。可愛らしさと織りの技術の不思議な融合。本当に惚れ惚れする素敵な生地です。リビングにももちろん良いですが、和室にも素敵ですよ。